運用代行を徹底的に解説します。
ショート動画でフォロワー数を伸ばした先に
いくつかあるマネタイズ手段の1つに運用代行が
ありますが、実際のところどうなのかと思っている
人は多いと思うのでここについて詳しく解説します。
アフィリエイトや固定費案件だけでは安定しないと
思っている人も、事業として運用代行をしていきたい
人も参考になると思うのでぜひ最後までご覧ください!
▼運用代行とは
自分のSNSのアカウトを伸ばした実績をもとに
企業や個人のSNSアカウントの運用を代行する
ビジネスモデルで、SNSに詳しくてある程度
コンテンツ制作ができれば獲得できる。
報酬の相場も20〜30万円くらいで固定費として
入ってくるので安定している
大体3〜6ヶ月契約で組むことが多い。
▼クライアントを獲得する方法
次にクライアントを獲得する手段について
説明していきます。獲得手段は大きく分けて3つ
あるのでそれぞれを細かく見ていきましょう!
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<獲得方法>
①直接営業する
②SNS攻略アカウントを作り募集する
③ASPから紹介してもらう
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①直接営業する
これは、普段自分がいくお店などに
直接営業を掛けてしまう方法。
できれば大手やチェーンで展開している
お店に行くのではなく、個人で運営しているお店の
方が話を聞いてもらいやすく契約も決まりやすい。
交渉する際に実績として見せることが
できる自分のアカウントとしっかりとした
営業資料が必要になる!
・飲食
・パーソナルジム
・士業
・商業施設
・美容師
・水商売系
↑飲食や士業のアカウントはこんなにある
このあたりは案件をもらいやすい印象です!
②SNS攻略アカウントを作り募集する
これは、TwitterやTikTokなどでSNSの
ノウハウを発信するアカウトを作り
そこで集まったフォロワーさんから募る方法。
そのアカウントのフォロワーを伸ばして
この人はSNSに詳しいんだなという
権威性を出すことができれば良い。
その時に、必ずプロフィールなどに
運用代行していますなどの記載がないと、
向こうからのDMはなかなかこない。
僕のアカウトで試して、元々もプロフに何も
書いていない時は運用代行の連絡が1件も
こなかったのに対して、記載した結果
毎月3〜5件くらいは連絡が来るようになった。
↑こんな感じでプロフに入れてます!
↑実際にきたDM
③ASPから紹介してもらう
これは、僕自身が過去にASPで
働いていたからこそわかることですが、
ASPは広告代理店なので色んな企業と
繋がりを持っています。
そして、企業の商品のPRをお願いされるのと
同時に企業のアカウントの運用代行を
頼まれることも多い。ただ、全てのASPが
運用代行の事業部を持っているわけではないので
運用代行を実施することができずに断っている
企業も数多くある。
ASPの担当者と仲良くしておけば、
そこで断った運用代行の仕事を流してもらえる
可能性があるし、実際僕は流してもらってます。
▼運用代行の一連の流れ
①契約が決まる
契約の段階でKPIなどはしっかり定めておいて、
契約期間内にどの数字を伸ばすために運用するのか
などすり合わせをしっかり行わないと運用期間が
経過した時にトラブルのもとになってしまう。
TikTokの場合、フォローまでのハードルが高いので
【フォロー×コンテンツ】の再生数という2つの
視点から評価されることが多い。
②台本を考える
ここが1番大切になる。編集者に外注するにしても
台本を細かく記載していないと思い通りの
動画が上がってこない。僕が実際に提出している
台本はこんな感じでフォントやフィルターはもちろん
画角やカットする秒数まで詳しく記載している。
③撮影にいく
撮影にいく場合、1回の撮影で
投稿本数分撮り切る必要があるので
事前に撮影場所やキャスト等の指示をしておき
台本の共有も行っておく必要がある。
④動画の編集をする
自分でやる場合は特に注意点はないが
外注する場合は、参考動画と台本を見ただけで
ある程度修正しなくてもいい状態まで持って
いけるようにする。
特に、誤字脱字に関しては
クライアントへの信頼問題に直結するので
厳しくチェックするチェックシートなどを
作成すると抜け漏れの発生を防げる。
⑤投稿する
基本的にはトレンドの音源と
そのクライアントにあった音源を使うこと。
▼企業アカウントを伸ばすには?
・発信のジャンルにこだわりすぎない
よくありがちなのがお願いされた
ジャンルに特化しすぎてニッチな動画を
発信してしまうこと。
確かにその企業にあったジャンルの動画を
載せることで獲得したいユーザーに届けることは
できるかもしれないがそもそも動画でバズが
生まれなかったら多くの人に見てもらえない。
だから、ジャンルはある程度絞ったとしても
その中でマスに当てはまるようなネタを
発信する必要がある。
例えば、税理士さんのアカウントを
運用するとして特定の人にしか当てはまらない
税金対策の話をするよりも積立ニーサや
インボイス制度のネタを載せる
ニッチな内容とマスに向けた内容をしっかり
切り分けて発信することを意識して運用する。
↑左(マス受け)右(ニッチネタ)
・企業アカウントとして運用しすぎない
そもそも論、企業のアカウントって
フォローしたいと思いますか?
おそらくほとんどの人が企業のアカウントを
フォローしていないと思う。
企業アカウントは個人アカウントに比べて
圧倒的にフォローされにくい傾向にある。
では、どうすればいいのか?
結論、企業のアカウントを企業のアカウントっぽく
運用しないことが重要になります。
例えば、タップルというマッチングアプリが
彼氏とか彼女ができる良さとかメリットとか
語っていても案件感が強くてフォローしたいと
思えないですよね?
間接的に彼女彼氏が欲しいなと思って
もらえるにはどうすればいいか?
そこからカップル系のTikTokをやろう
ってことで運用してうまくいっているのが
こちらのアカウントです。
@osakatsu_tapple
もう一つ例を出します。
ながの社長というアカウント。
@lincronova
TikTokではレシピ✖️エンタメで発信して
フォロワー数100万人近いです。
でも実際にしているサービスは
建築・設備工事会社なので全く関係ないんです。
でもこのTikTokで売り上げが
倍以上になっているそうです。
これは、TikTokでながの社長を知り、
リアクションを見てファンになる。
気になった人が何をしているか調べたら
建築関係の会社をしていてどうせ頼むなら
この人にお願いしたいで仕事が入る。
こんな感じで一見全く関係ないジャンルを
していたとしてもそこから最終的な企業の
目的につながるケースは十分にあり得ます。
▼継続的に契約してもらうための方法
さて、最後に運用代行の契約を継続して
もらうために必要なことをお伝えします。
運用代行と企業の目的を切り分けて説明すること。
企業さんは運用代行にお願い時は1番期待値の高い
状態なのでお願いするだけで売り上げが倍増すると
考えているところが結構多いです(これマジで)
もちろん、最終的にはそこを叶えるために
運用するんですが、その前段階の準備として
アカウント運用があり、そこで集めたリストに
対してマーケティングを組んでいくということ。
つまり、【リストの獲得⇄売り上げ最大化】は
全く別物でありここの認識をすり合わせて
おかないと自分が後々苦しむことになります。
そこの期待値のコントロールだけは
しっかり行っておくことをお勧めします!
最後に、SNS運用は毎日着実に成果が
出るものではなくある日突然急激に成果が
現れるものです。
一度でも自分でアカウントを伸ばした人なら
わかると思いますが、これを勘違いしている
企業さんは多いのでそこも含めて説明してあげると
長く継続的に任させる運用代行ができるかと
思うのでぜひ試してみてください!